ノーザンルビー

ジャガイモって食卓には欠かせませんよね。タマネギ、ニンジンとならんで常備野菜三兄弟のひとりですし。茹でても炒めても煮ても焼いても揚げても、生で食べる以外のあらゆる調理に合う万能な野菜です。

そして、品種名が広く知られている数少ない野菜のひとつです。男爵、メークインという名前を聞いて、それがジャガイモの品種だと知っている人は多いでしょう。キタアカリというジャガイモを聞いたことがある人もけっこう多いのではないでしょうか。

ほかの野菜はそこまで品種が知れ渡っていません。キュウリはキュウリ、キャベツはキャベツ、里芋は里芋。そこには何十種類もの品種があるんですが、スーパーで品種名を目にすることはほとんどありません。

じつはジャガイモにもたくさんの品種があります。男爵、メークイン、キタアカリは言うに及ばず、インカのめざめ、トヨシロ、とうや、アンデスレッド、デジマ、にしゆたか・・・煮物に向くものやポテチなどフライに向くものなど数多くの品種が育てられています。

出典:農林水産省

そんな中で際立った特徴をもっているのがノーザンルビー。ほとんどの品種が白いか黄色っぽい果肉色をしているなかで、なんとピンク色をしているんです。

皮も中身もきれいなピンク色のジャガイモ。アントシアニンを多く含み、調理後も色が落ちず綺麗なピンク色に仕上がる。なんとも珍しいジャガイモです。

形や大きさはメークインと似ています。表面はつるっとしていて窪みも少ない。茹でた時には男爵程ホクホクした感じにはなりません。その分煮崩れも少なく、フライドポテトや煮物、スープなどがおすすめです。

ノーザンルビーは加熱しても果肉のピンク色がしっかりと残ります。その色を活かす料理や菓子に使いたいですね。

茹でた時には男爵程ホクホクした感じにはなりません。その分煮崩れも少なく、どちらかといえばメークインに近い感じです。皮もきれいに剥きやすいです。

ノーザンルビーが手に入ったら、きれいなピンク色を活かした料理をつくってみてはいかがでしょうか。メークインのように型崩れがしづらいため、フライドポテトや煮物、スープなどがおすすめです。ピンク色のポテトチップスや、薄ピンク色のポタージュ、ポテトサラダにしても映えそうですね。

松本自然農園では
6月~9月、12月~2月
に野菜セットの一品としてお届けしています。

品種一覧