黄金千貫(こがねせんがん)
サツマイモといえば、、、
紅はるかだよねー
シルクスイートでしょー
やっぱり安納芋じゃない?
強烈な甘さとからみつくねっとり感がたまらない、最近のサツマイモを挙げる方は多いことでしょう。もちろん美味しいですよ。近年の焼き芋ブームを牽引してきた立役者ですから、美味しいに決まってます。子どもたちは笑顔でかぶりつくし、大人を満足させるスイーツ系野菜として申し分ないポテンシャルを持ってますよ。
けど、なんというか。やさしさに包まれたくありませんか?ガツンとインパクトのある甘さもいいけど、控えめにじんわり舌に残る上品な甘さも捨てがたいと思いません?
京都の茶菓子には和三盆糖が合う、みたいな感じでしょうか?黄金千貫はそんな上品でやさしい甘さを感じられるサツマイモです。
今どきのサツマイモっぽくないホクホク食感。昔から食べていたような懐かしい味わいすら感じます。古き良き昭和の風を感じたい方には黄金千貫はオススメです。
じつはけっこう昔から育てられている日本を代表する品種なんですよ。昭和41年に登録され、以来鹿児島を中心に主に九州で栽培されています。
焼酎の原料として有名で、でんぷんの多さはもちろん香りのよさも焼酎用として高い評価を受ける理由となってます。
青果として家庭で食べられるようになったのはわりと最近のこと。「あれー?焼酎用の黄金千貫って普通に食べても美味しいじゃーん」と誰かが気づき、少しずつ広まっていきました。まだまだスーパーで見かけるほどではないですけどね。
よく目にするベニアズマとか鳴門金時と肩を並べてスタメンになれる存在、それが黄金千貫。焼酎用サツマイモとして大量に生産されているにもかかわらず、なかなか手にすることができない幻のサツマイモです。
◆食べ方
食べ方としては焼き芋はもちろん、天ぷらでもスイートポテトでも美味しさを活かせます。
◆保存
さつまいもは寒さと乾燥に弱い野菜なので、冷蔵庫での保管は避けましょう。1本ずつキッチンペーパーで包んでから新聞紙でくるみ、まとめてポリ袋に入れ、常温で保存します。
ホクホク食感の優しい甘さ、ぜひ一度味わってみてください。
松本自然農園では・・・
11月と12月
野菜セット内の一品としてお届けしてます。