かかりつけ農家は信頼関係のたまもの

かかりつけ医という言葉があります。

体調の管理や,病気の治療・予防など,自分や家族の健康に関して,日常的に相談でき,緊急の場合にも対処してくれる医師および歯科医師のこと。一般には地元の開業医を指すことが多い。

かかりつけ医
たいていは自宅から近いところにある開業医がかかりつけ医になることが多いのです。
ただし、自分の医療に対する考え方と合っていることや信頼できる医師であることが大事なので、場合によっては離れたところであってもかかりつけ医になることもあります。

医療分野以外で”かかりつけ”という言葉を使われることはないのですが、信頼できる人を持つということは何よりも安心につながってくるものなので、いろんな分野で自分のかかりつけを持つことは大切だと思います。

たとえば、かかりつけ農家があったらどうでしょうか。
味噌田楽に合うようなナスが欲しいなぁ。
子どもがピーマンを食べてくれないのですがどうしたらいいですか?
自宅の庭で育てられるような野菜はありませんか?
ジャガイモの芽は食べると体に悪いと聞いたことがあるんですが。
といった要望や疑問があるときに、まず相談できる農家がいれば心強いですよね。

その道のプロは心強い味方

インターネットの発達によって、たいていのことは自分で調べられるような世の中になりました。
でも、子どもが高熱を出したときに自分で調べて対処するよりも医者にかかったほうが安心できますよね。
それは医者がその道のプロだからです。
真偽が定かではないネットの情報を信じるよりも、現場で患者を相手にして経験を積んできた医者のほうが信頼できるからです。
食べ物についても同じです。
食べ物に関してなにか不安があったときに、インターネットで調べることも必要ですが真っ先に相談できる農家がいるというのは非常に心強いです。
野菜を育てている農家は、その道のプロだからです。
農家はインターネットに流れている情報以上に、さまざまなことを知っています。
種まきから収穫まで野菜を何年にも渡って見続けてきて、その野菜のことを誰よりも勉強しています。
もし悩んでいることがあれば、信頼できる医者に話しかけるように、信頼できる農家に相談すれば、意外と簡単に解決してしまうかもしれませんよ。
粘土農家
とはいえ。
そういう農家が近くにいれば会って気軽に相談できるかもしれませんが、そんな恵まれた環境にいる人は実際にはそれほど多くありません。
でも、たとえ会えなくても、たとえば松本自然農園のような農家から野菜を購入していれば、電話でもメールでも伝書鳩でも、疑問や質問をぶつけることができます。
農家から直接買うというメリットはじつはこんなところにもあったんです。

かかりつけ農家という考え方。
頭の片隅に入れておいてください。

 

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